婚外恋愛は、既婚者同士や既婚者と独身者などが、結婚していることを前提に、互いの生活環境を維持しながら、純粋に恋愛を楽しむものです。
配偶者には秘密にしている人も多い一方で、互いに認めるケースもあります。
その事情を見ていきましょう。
■婚外恋愛を認めるカップル
不倫というと、誰にも知られないように行われるもので、もしバレれば大変なことになります。
配偶者に知られれば、離婚や慰謝料請求などが巻き起こり、不倫関係は解除せざるを得なくなります。
また、職場に知られるなどすれば、社会的な制裁を受けることも少なくありません。
これに対して婚外恋愛は、一般的には不倫と同様、配偶者には秘密で行われますが、中には公にしているケースや互いに合意のもとで行われているケースもあります。
不倫のように、不倫相手と本気の恋に落ちて、離婚を考えるようなカップルはほとんどいません。
現在の夫婦関係や家庭生活は維持しながらも、別の人との恋愛を楽しむといった感覚です。
■婚外恋愛を認めるカップルの事情
婚外恋愛を認めるなんておかしいと思われますが、古くより、配偶者の女遊びを認める文化はありました。
たとえば、女遊びや浮気も芸の肥やしといったものです。
また、無理やり縛り付けると、かえって夫婦関係や家庭生活に支障が出るため、自由にさせておくといったケースもありました。
婚外恋愛を認めるカップルも事情はさまざまです。
それぞれが自分の自由な時間がほしいから相手の行動は束縛しないというケース、忙しくて満足のいく夫婦生活が送れないから、その補填を婚外恋愛に求めてもかまわないというケースもあります。
結婚後にLGBTQだと判明し、婚姻生活は続けながら、自分の性にもとづく恋愛を許しているようなカップルもいます。
■認めるうえでのルールづくり
婚外恋愛を互いに認め合うことや一方だけが認めてもらうケースを問わず、互いの間で一定のルールを作っておかないと、夫婦関係に亀裂が生じるおそれもあります。
あくまでも夫婦関係や家庭生活が一番大切であることを前提に、どこまで自由にしていいのか決めておくのが安心です。
たとえば、妊娠は避けること、日曜日は家族と過ごすこと、食事デートに限ること、泊まりや旅行は禁止、デートに行く際は予定を知らせること、本気にならないことなどです。
婚外恋愛相手との行動規制のほか、誕生日や結婚記念日は必ずプレゼントをすること、毎月1度豪華な食事をおごることなど、婚外恋愛を認めることに対する報酬や特典を付与することや婚外恋愛をしている人にとってはペナルティ的なものを課す方法もあります。
■まとめ
婚外恋愛をお互いに認め合う場合やいずれか一方の婚外恋愛を認めるカップルも増えてきました。
認める事情はさまざまですが、そこには夫婦関係や家庭生活は壊さないという前提があります。
配偶者との間で、一定のルールを作っておくのがおすすめです。